エンジニアがお金について本気出して考えてみた

株式投資や節約などについて書きます

凡人のためのストーリーが求められている時代

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今の時代ほど、みんなが「働き方」について悩んでいる時代もないと思う。

といっても、これは僕自身が自分の働き方について悩んでいることから来ているのかもしれない。つまり、自分自身が悩んでいるからこそ、「みんな悩んでいるに違いない!」と思い込んだり、あるいは「働き方」に関する本がAmazonで目についたりするのだ…とそういうことなのかもしれない。

だからといって別に構わないのだ。

別に僕自身にバイアスがかかっているからだろうが何だろうが、僕がこういう文章を書いて少しでも共感してくれる人がいれば別にいい。

話をぐっと元に戻すと、僕が思うに「働き方」についてみんなが悩むようになったのには、いくつかの理由がある。

そのうち最も大きな理由としては、やっぱり「頑張って働いたって報われるわけじゃない」という事実に、みんなが気づいてしまったことが挙げられるだろう。

そんなのずっと前からじゃないか…という人も多いだろう。例えば、終身雇用制はとっくの昔に壊れている(と言われている)し、会社が個人の生活の安泰を保証してくれなくなった、と言われて久しい。それは今に始まった話じゃない。

それだけなら確かに以前からそうなのだが、それに加えて「個人でも稼げる方法」が増えてきたことが、自分の働き方について多くの人が考えるようになったもう一つの原因なのではないかと僕は思っている。

様々なインターネットサービスの勃興により、会社単位でなく個人が儲けられるチャンスは、確かに増えている。せどり、個人輸入/輸出、YouTube、最近ではAirbnbなども有名だ。もちろんそういった様々な「儲け話」を実行したからといって簡単に儲けられるほど話は簡単じゃないと思うが、少なくとも昔よりは個人のチャンスが広がった、というのは間違いない。

会社は当てにならないし、少しネットを覗いて見れば「個人で稼いでいます」という人がチラホラ。それでは、「頑張って働いてる俺ってなんなんだろう…」と考える人が増えて当たり前だ。

もちろん、従来通り会社の中で出世して、あるいは転職しながら、どんどんキャリアアップして給料を増やすというマッチョな考え方も依然として生き残ってはいる。でも、当たり前だが全員が上に行けるわけじゃない。それに、本当のグローバルマッチョとして外資系で上を目指すならまだしも、多くの会社では出世した所で年収1000万〜2000万というのが関の山だ。ユーチューバーとやらが年に1億とか稼いでいるのに、残業も顧みず汗水流して働いてその程度、というのはいかにもアホらしい話だ。

やる気と能力のある人は、努力し続けてマッチョになればいい。でも、大抵の人間は、凡人だ。

ネットで有名なphaさんのように、可能な限り支出を減らしてネオニートとして生きる、という方向性もある。

僕自身は「マッチョ」よりはこちら寄りの人の方が好きなのだが、やはり多くの人はphaさんほど振り切った生き方はできないと思う。

既に配偶者のある人や子供のある人はもちろんそうだろうし、なんだかんだで人間関係の網目の中で生きている僕達は「お金なくてもいいからニートします!」という風に自分の生きたい方向に完全に舵を切ってしまうのは難しい。

ここで一応注意しておくと、phaさんは「みんな自分のようになればいい」というスタンスの人ではない。著書を読むと分かるが、「今どうしても生きるのが苦しい、何かがおかしい、と思うならこういう道もありますよ」というゆるやかなガイドが示されているのが上記の本である。

少し話が脱線してしまったが、僕が言いたかったのは、「多くの人はマッチョにもなれないし、ニートにもなり切れませんよ」ということだ。

世の中には未だに、マッチョのためのストーリーは溢れている。真面目に読んだことはないけど、勝間和代とか大前研一の本にはそういうようなことが書いてあるのだろう。曰く、人材価値を高めろ、グローバルな人材になれ、云々。

最近はようやく、ニートのためのストーリー?も増えてきた。ニートというと言い過ぎかもしれないが、今までの働き方にこだわらない、成長という幻想に引きずられない、新しい働き方を提唱するような人が増えてきた。

減速して自由に生きる: ダウンシフターズ (ちくま文庫)

減速して自由に生きる: ダウンシフターズ (ちくま文庫)

でもさっきも書いたように、多くの人は、どちらにも振りきれない。会社の中でバリバリ出世するパワーもないが、かといって会社を辞めて自活するほどの思い切りもない。

マッチョのためのストーリーでもなく、ニートのためのストーリーでもなく、凡人のためのストーリーが現代には足りていない。最近、そうしたことをよく考えるようになった。

悩んだ末に、どちらかに振り切るのは別に構わない。でも、大半の人の人生は、最終的にはどっちつかずになるはずだ。

それなら、中途半端な僕らは一体どうすべきか?

その答えの一つ、というより凡人がしたたかに生きるためのヒントとして「投資」があると思う。

本ブログではそのため株式投資にフォーカスした記事を多くアップしてきたのだけど、最近、自分が本当に興味があるのはやっぱり「個人の働き方」「お金の稼ぎ方」なんだなー、ということに気がついた。

なので、今後はそういう記事が増えるかもしれません。